- スマホアプリの企画開発
- 業種
- IT、WEB、通信業
- 地域
- 南関東地方
- 売上高
- 5億円~10億円
- リユース・小売店舗展開等
- 業種
- サービス業(個人向け)
- 地域
- 南関東地方
- 売上高
- 100億円以上
士業事務所のM&A・事業承継の動向と事例
士業事務所のM&Aは、専門的な知識・ノウハウの獲得などを目的として活発に行われています。M&Aによって、譲渡企業は「後継者不足の解消」、譲り受け企業は「対象エリアの拡大、士業事務所同士のシナジー創出」のメリットを得られます。
士業事務所は、監査法人、税理士法人、会計事務所、その他士業事務所が該当します。
公認会計士事務所・税理士事務所の年間売上高の推移が開示されており、2018年は1兆6,514億円[1]でした。
過去5年の推移は下記のとおりで、緩やかな右肩上がりとなっています。
出典:サービス産業動向調査 拡大調査を基に弊社作成
また、法律事務所等(司法書士や行政書士、社会保険労務士などの事務所を含む)の年間売上高は以下のとおり推移しています。
出典:サービス産業動向調査 拡大調査を基に弊社作成
図1
出典:税理士制度(国税庁)を基に弊社作成
図2
出典:データで見る税理士のリアル。(日本税理士会連合会)を基に弊社作成
士業事務所に関するM&A件数の公表はありません。
上場会社のM&Aが少なく、基本的には未上場会社または個人事業のM&Aがメインのためです。
この事業領域では、主に以下の背景でM&Aが活用されています。
譲渡企業 |
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譲り受け企業 |
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譲渡企業 |
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譲り受け企業 |
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M&Aが行われた時期 | 譲渡企業・譲り受け企業の概要 | M&Aの目的・背景 | M&Aの手法・成約 |
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2018年11月 | 譲渡企業:協同税理士法人 譲り受け企業:汐留パートナーズ税理士法人 | 大規模化するクライアントに対する各種会計税務サービスの充実化のため | 手法:合併 結果:共同税理士法人と汐留パートナーズ税理士法人が合併 取得価額:非開示 [2] |
2022年10月 | 譲渡企業:市岡経営支援事務所 譲り受け企業:ココペリ | 中小企業向け経営支援プラットフォーム「Big Advance」とのシナジー創出 | 手法:株式譲渡 結果:ココペリが市岡経営支援事務所の株式100%を取得 取得価額:非公表[3] |
2018年12月 | 譲渡企業:ロックハート会計事務所 譲り受け企業:汐留パートナーズ税理士法人 | 大規模化するクライアントに対する各種会計税務サービスを充実化のため | 手法:合併 結果:ロックハート会計事務所と汐留パートナーズ税理士法人が合併 取得価額:非開示[4] |
[1] サービス産業動向調査(e-Gov)
[2] 汐留パートナーズ税理士法人と協同税理士法人の合併(PR TIMES)
[3] 市岡経営支援事務所の子会社化(ココペリ)
[4] 汐留パートナーズ税理士法人とロックハート会計事務所の合併(PR TIMES)
士業事務所に関連する業界でも成約が生まれています。
士業事務所に関連するM&A記事をご紹介しています。
士業事務所のM&Aには、税務などに関して特有の注意点があります。売却額相場は、取引先の引き継ぎ有無等により変動し、年買法による算出額よりも高い傾向です。士業が行うM&Aのメリットなどを徹底解説します。(公認会計士 西田綱一 監修)
会計事務所によるM&Aでは、事業規模の拡大や後継者不足の解消などのメリットを得られます。ただし、顧客との契約解消に注意が必要です。会計事務所のM&Aにおけるメリットや注意点、売却価格の相場、動向などを詳しく解説します。(公認会計士 前田 樹 監修)