事業承継・M&Aプラットフォーム M&Aサクシード

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サプリメント・健康食品のM&A・事業承継の動向と事例

サプリメント・健康食品のM&Aは周辺分野からの参入等を背景に活発です。M&Aによって、譲渡企業は「会社の存続」、譲り受け企業は「経営基盤の強化」等のメリットを得られます。

サプリメント・健康食品の概要

定義

サプリメント・健康食品の製造・販売等を実施する事業所が該当します。

市場規模・環境

2016〜2020年度における健康食品の市場規模は、以下のとおり推移しています。
2021年度見込み・2022年度予測まで含めて、年々市場規模が拡大傾向にあることが分かります。[1]

出典:健康食品市場に関する調査を実施(矢野経済研究所)を基に弊社作成

また、サプリメントを含む機能性表示食品の市場規模は以下のとおりです。[1]

出典:健康食品市場に関する調査を実施(矢野経済研究所)を基に弊社作成

課題・展望

サプリメント・健康食品業界の現状は以下の通りです。

  • コロナ禍でこれまで訪問販売が多かった販売チャネルを通信販売にシフト
  • 特に高齢者において健康に関する関心が高い(下図)[2]
  • 需要は堅調に推移

サプリメント・健康食品業界の課題は以下の通りです。

  • 消費動向の変化に対応した販売チャネルの強化・拡大
  • メディアとのコラボレーションによる通信販売強化
  • 製品ラインアップと付加価値の拡大
  • 原材料購入の安定化を図るためのアライアンス

出典:健康食品に関する消費者アンケート調査を実施(2021年)(矢野経済研究所)を基に弊社作成

サプリメント・健康食品のM&A動向

M&Aの件数

2017〜2021年において、食品業界全体のM&A件数は以下のとおり推移しており、買収・売却が活発化しています。[3]
サプリメント・健康食品のみのデータはないものの、サプリメント・健康食品のM&Aも活発に行われていると考えられます。

出典:食品業界の最新M&A動向や成功のポイントを解説|日本M&Aセンターホールディングス (prtimes.jp) を基に弊社作成

M&Aが行われている背景

  • 事業規模の拡大
  • 競争激化による商品ラインナップの拡充
  • 需要増加が見込まれる分野への新規参入
  • 海外展開の実現

サプリメント・健康食品でM&Aを行うメリット・デメリット

メリット

譲渡企業

  • 後継者問題を解決できる
  • 従業員の雇用を継続できる
  • 大企業によって資本が増強される
  • 単独では地域や海外に進出できない企業でも、他の企業と協力することで新しい地域に進出できる
  • 不採算部門や非中核部門を他企業に譲渡し、資本を中核部門に注入できる

譲り受け企業

  • 新しい顧客・販売チャネル等を獲得できる
  • 特許や研究成果を取得できる
  • 買収した会社のブランドを活用できる
  • 優れた人材を獲得できる
  • 顧客リストを取得できる

デメリット

譲渡企業

希望条件通りに売却できない可能性がある

譲り受け企業

簿外債務を引き継ぐ可能性がある

サプリメント・健康食品のM&Aを成功させるポイント

譲渡企業

  • 商品ラインナップを充実化する
  • 陳腐化した在庫や不良品を可能な限り減らしておく
  • 特許などを保有する
  • 商品開発力を強化する

譲り受け企業

  • 収益性を高める
  • M&A後に効率的な広告宣伝を実施する
  • 譲渡企業の資金繰りを確認する
  • 投資計画を確認する

サプリメント・健康食品のM&A事例・インタビュー

主な有名事例

M&Aが行われた時期

譲渡企業・譲り受け企業の概要

M&Aの目的・背景

M&Aの手法・成約

2019年5月

譲渡企業:梅丹本舗

譲り受け企業:小林製薬

譲り受け企業:食品分野での新たな価値の提供

手法:株式譲渡

結果:小林製薬が梅丹本舗を完全子会社化[4]

2019年1月

譲渡企業:宝ホールディングス

譲り受け企業:シオノギヘルスケア

譲渡企業:グループ全体の企業価値向上

譲り受け企業:健康食品の提供

手法:株式譲渡

結果:シオノギヘルスケアが宝ヘルスケアを完全子会社化[5]

2020年2月

譲渡企業:インタトレードヘルスケア

譲り受け企業:ヴィーダ

譲渡企業:自社ブランド商品の販売に経営資源を集中するため

手法:事業譲渡

結果:通信販売事業等のヴィーダに対する譲渡[6]

[1]健康食品市場に関する調査を実施(矢野経済研究所)
[2]健康食品に関する消費者アンケート調査を実施(2021年)(矢野経済研究所)
[3]食品業界の最新M&A動向や成功のポイントを解説|日本M&Aセンターホールディングス (prtimes.jp)
[4]株式の譲り受け(小林製薬)
[5]宝グループ企業のニュース|宝ホールディングス)
[6]連結子会社の一部事業譲渡 (インタートレード)

M&Aサクシードで成約した事例

サプリメント・健康食品に関連する業界でも成約が生まれています。

譲渡
首都圏エリア 療養型病院
  • 業種
    医療、介護
  • 地域
    南関東地方
  • 売上高
    2億5,000万円~5億円
株式譲渡
譲り受け
病院向けコンサルティング業
  • 業種
    サービス業(法人向け)
  • 地域
    南関東地方
  • 売上高
    10億円~25億円

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