- 広告・web制作・コンサル事業
- 業種
- 印刷・広告・出版業
- 地域
- 関東地方
- 売上高
- 1億円~2億5,000万円
- 受託開発・制作業
- 業種
- IT、WEB、通信業
- 地域
- 関東地方
- 売上高
- 2億5,000万円~5億円
その他IT・Web関連業のM&A・事業承継の動向と事例
プロバイダ・その他IT・Web関連業のM&Aは、既存事業とのシナジー創出などを目的として活発に行われています。M&Aによって、譲渡企業は「創業者利益の獲得」、譲り受け企業は「新規事業の創出」のメリットを得られます。
キャリア・プロバイダなどの通信事業から、その他IT・Web関連の事業全般が該当します。
経済産業省「情報通信業基本調査」によると、2020年度における電気通信事業の売上高は約15兆2,000億円[1]でした。
過去5年間の推移は下記のとおりであり、直近3年間は緩やかな右肩上がりで成長しています。
出典:情報通信に関する現状報告の概要(総務省)をもとに弊社作成
図1
出典:最近のモバイル市場の動向(総務省)をもとに弊社作成
図2
出典:同上
図3
出典:令和3年版 情報通信白書(総務省)をもとに弊社作成
情報通信業界全体のM&A(適時開示が行われたM&Aで、買収対象の業種が情報通信業界に属するもの)の件数は増加傾向です。[4]
したがって、プロバイダ・その他IT・Web関連業のM&Aも活発化していると考えられます。
出典:M&Aの主役交代!? (M&A Online)を基に弊社作成
この事業領域では、主に以下の背景でM&Aが活用されています。
譲渡企業 |
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譲り受け企業 |
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譲渡企業 |
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譲り受け企業 |
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M&Aが行われた時期 | 譲渡企業・譲り受け企業の概要 | M&Aの目的・背景 | M&Aの手法・成約 |
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2020年3月 | 譲渡企業:ネクストライン 譲り受け企業:日本PCサービス | 家庭用インターネット光回線事業を取り込むことで既存事業とのシナジーを創出するため | 手法:株式譲渡 結果:日本PCサービスがネクストラインの株式100%を取得 取得価額:200百万円[5] |
2020年11月 | 譲渡企業:G・Sコミュニケーションズ 譲り受け企業:ライト通信 | 事業の選択と集中の観点から、NTT回線取次事業の売却を決断 | 手法:株式譲渡 結果:ライト通信がG・Sコミュニケーションズの株式100%を取得 取得価額:非公開[6] |
2019年10月 | 譲渡企業:トーンモバイル 譲り受け企業:ドリーム・トレイン・インターネット | MVNOサービス利用者の獲得 | 手法:株式譲渡 結果:ドリーム・トレイン・インターネットがトーンモバイルの株式100%を取得 取得価額:880百万円[7] |
[1] 情報通信に関する現状報告の概要(総務省)
[2] 最近のモバイル市場の動向(総務省)
[3] 令和3年版 情報通信白書(総務省)
[4] M&Aの主役交代!? (M&A Online)
[5] ネクストラインの株式取得(日本PCサービス)
[6] G・Sコミュニケーションズの株式譲渡(レカム)
[7] トーンモバイルの事業承継(フリービット)
その他IT・Web関連業に関連する業界でも成約が生まれています。
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