- 首都圏エリア 療養型病院
- 業種
- 医療、介護
- 地域
- 南関東地方
- 売上高
- 2億5,000万円~5億円
- 病院向けコンサルティング業
- 業種
- サービス業(法人向け)
- 地域
- 南関東地方
- 売上高
- 10億円~25億円
理化学機器のM&A・事業承継の動向と事例
理化学機器の分野では同業者やライフサイエンス関連企業とのM&Aが盛んです。M&Aにより、譲渡企業は経営安定化や資金調達などが可能になり、譲り受け企業は既存分野の事業拡大や新事業分野の開拓・強化などを図れます。
理学・工学の研究・教育に用いられる以下のような機器を製造する業種が該当します。
理化学機器分野における2015年~2020年の製品出荷額(単位:百万円)は、それぞれ以下の通りです。[1][2]
出典:工業統計調査2020年確報・産業別統計表および令和3年経済センサス・製造業に関する集計・産業編(いずれもe-Stat)をもとに弊社作成
出典:同上
出典:同上
「その他の電子応用装置製造業」は電子線・放射線・電磁波・超音波・弾性波を用いる測定装置・加速装置・顕微鏡などの製造業を指します(X線装置製造業・医療用電子応用装置製造業は除く)。
出典:同上
出典:同上
以下のような目的を達成する手段としてM&Aが活用されています。
譲渡企業 |
|
---|---|
譲り受け企業 |
|
譲渡企業 |
|
---|---|
譲り受け企業 |
|
M&Aが行われた時期 | 譲渡企業・譲り受け企業の概要 | M&Aの目的・背景 | M&Aの手法・成約 |
---|---|---|---|
2022年11月[3] | 譲渡企業:日水製薬 譲り受け企業:島津製作所 | 島津製作所の分析計測機器技術と日水製薬の試薬分野技術・販路の融合による、臨床検査向け事業の拡大 | 手法:TOB・株式併合 結果:島津製作所が日水製薬を完全子会社化 取得価額:約176億円[4] |
2021年5月 | 譲渡企業:電子科学 譲り受け企業:ジェイテックコーポレーション | 取引先業種・企業風土が類似した2社の統合による、営業体制強化、製造効率化、開発高度化 | 手法:株式譲渡 結果:ジェイテックコーポレーションが電子科学を完全子会社化[5] |
2021年1月 | 譲渡企業:リガク 譲り受け企業:カーライル | 新設持株会社を通したリガクグループの新事業体制構築、企業価値最大化、数年以内の株式上場 | 手法:資本提携・株式譲渡 結果:カーライルとリガク代表取締役により設立された持株会社がリガクを完全子会社化[6] |
[1] 工業統計調査2020年確報・産業別統計表
[2] 令和3年経済センサス・製造業に関する集計・産業編(いずれもe-Stat)
[3]日水製薬を完全子会社化(島津製作所)
[4]日水製薬に対する公開買付けの開始(同上)
[5]電子科学の子会社化(ジェイテックコーポレーション)
[6]リガクに米カーライル・グループが出資(リガク)
理化学機器に関連する業界でも成約が生まれています。