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M&Aで買収プレミアムを払う理由、計算方法を公認会計士が解説

M&Aの買収プレミアムとは、企業の支配権を獲得する際に、買収価格に上乗せする金額であり、買収額と時価総額の差額となります。買収プレミアムを支払う理由やメリット、計算方法などを徹底解説します。

M&A プレミアム(FV)

目次
  1. M&Aにおける買収プレミアムとは
  2. 買収プレミアムの源泉となる要素(支払う理由)
  3. M&Aで買収プレミアムを支払うメリット
  4. 買収プレミアムで生じる「のれんの減損リスク」
  5. M&Aにおける買収プレミアムの平均
  6. 買収プレミアムの計算方法・考え方
  7. 買収プレミアムが支払われたM&Aの事例20例
  8. まとめ

M&Aにおける買収プレミアムとは

M&Aにおける買収プレミアムとは、企業の支配権(議決権の50%超)を獲得する場合に認められる株価のプレミアムのことです。

通常、企業の株式を買い集めて支配権を獲得するには、多くの少数株主から株式売却の同意を取り付けなければなりません。
そのためには、株式の買い取り価格に上乗せが必要です。
その上乗せ分が買収プレミアムに該当します。

基本的には、買収額と時価総額の差額が買収プレミアムとなります。

M&A・事業承継
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買収プレミアムの源泉となる要素(支払う理由)

M&A プレミアム 支払う理由

自社事業とのシナジー効果を見込める

自社の営んでいる事業とM&A対象会社の事業にシナジーがある場合、買収プレミアムを支払ってでも、M&Aが実行されるケースがあります。
事業のシナジーとしては様々なものが考えられますが、例えば下記のものなどが考えられます。

  • 共同購買による原材料費の削減
  • 社用車、自社トラックの削減
  • 配送会社の集約
  • 物流拠点の統廃合
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シナジー効果とは?種類や分析フレームワーク、M&A事例を解説

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無形資産の価値が高い

無形資産とは、企業の事業活動に関係する有形資産・金融資産以外のすべてのもののことです。

知的財産権はもちろん、従業員や経営者の能力、操業管理のプロセス、コーポレートガバナンスの形態、顧客やサプライチェーンとの関係、企業文化など、価値創造能力の向上に関係するすべてのものが無形資産に含まれます。

買い手が株式市場よりもM&A対象会社の無形資産を高く評価している場合、買収プレミアムが支払われるケースが少なくありません。
企業文化などをどのように評価するかには、決まった算定式があるわけではないため、買い手によって評価はさまざまです。

M&A・事業承継
M&Aの営業権とは のれんとの違いや計算方法を公認会計士が解説

M&Aの営業権とは、将来の収益源となる無形資産(人材など)です。のれんとほぼ同じ概念であり、計算方法にはDCF法などがあります。計算・評価方法や税務について具体例を用いてわかりやすく解説します。(公認会計士 前田 […]

経営の効率性改善が期待できる

買い手がM&A対象会社の経営を非効率だと捉え、M&Aで経営陣などを変えることにより、現在より効率的な経営ができると考えていると、買収プレミアムが支払われるきっかけになります。
主に事業会社というよりも投資ファンドなどが、割安で放置されている日本企業をターゲットにするM&Aがこれに当てはまります。

投資ファンドは買収プレミアムを支払ったM&Aの後に経営改善を行い、より高値で企業を売却するか、再上場にて利益をあげることを目指します。

M&A・事業承継
M&Aにおける価格算定の方法とは【図解でわかりやすく解説】

M&Aにおいて会社の売買価格(企業価値)は、適正価格を基礎に当事者間の交渉により決定されます。公認会計士が、価格算定の方法や相場、価格算定の事例について、図解を用いてわかりやすく解説します。 目次M&Aの […]

M&Aで買収プレミアムを支払うメリット

売り手企業との交渉を有利に進めやすくなる

M&Aで買収プレミアムを支払うと、売り手との交渉に有利に働くことが期待できます。
ある企業を買収したいと複数の企業が考えている場合、買収プレミアムを含めた高額な買収価額を提示することで、売り手が他社より自社を選択する可能性を高められます。

また買収プレミアムを高く設定すると、少数株主との交渉にもプラスに働くことが想定されます。
買い手が高額の買収プレミアムを支払うと、少数株主としてはより多額の株式売却益を得られるためです。

短期間でM&Aを成立させやすくなる

買収プレミアムを支払うことで、M&Aを短期間で行えるケースがあります。

売り手は、基本的に、自社をより高い価額で売却したいと考えています。
そのため、買収プレミアムによって買収価額が高くなることで、交渉がスムーズに進む可能性が高くなります。

M&A・事業承継
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買収プレミアムで生じる「のれんの減損リスク」

買収プレミアムは、会計上、のれんとして計上します。

のれんとは、M&A対象企業から受け入れた資産と負債の時価を買収価格が超える場合のその金額のことです。
言い換えると、受け入れる時価純資産額を超えて買収した時の差額がのれんです。

のれんは、会計上、20年以内のその効果の及ぶ期間にわたって、基本的に定額法により、規則的に償却することが求められています。
そのため、利益を減少させる要因になります。

また、のれんの未償却残高は減損会計の適用対象となります。
そのため、規則的な償却だけでなく、減損の兆候が見られ減損損失を認識すべきであると判定された場合には、回収可能価額まで減額しなければなりません。

M&A・事業承継
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M&Aにおける買収プレミアムの平均

M&Aにおいて上場企業の株式を一気に買い集める際は、 直近の市場株価に大体20~40%程度のプレミアムを上乗せすることが一般的です。[1]

[1]企業買収の実務プロセス p.97

M&A・事業承継
M&Aの相場【公認会計士が図解でわかりやすく解説】

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買収プレミアムの計算方法・考え方

買収プレミアムの金額は、まず企業価値を算定してから計算するのが一般的です。

企業価値の評価方法には、コストアプローチ、マーケットアプローチ、インカムアプローチの3つのアプローチがあります。
実務では複数のアプローチを使用することが一般的ですが、それぞれのアプローチの特徴を踏まえた上で評価を行うことが重要です。

  • コストアプローチ:評価対象会社の純資産をベースに企業価値を評価する方法
  • マーケットアプローチ:株式市場での市場価格をベースに企業価値を評価する方法
  • インカムアプローチ:評価対象会社の収益力をベースに企業価値を評価する方法

コストアプローチは貸借対照表の純資産を時価評価することによって、企業価値を評価します。
貸借対照表の純資産はいわば過去から現在までの収益の蓄積が反映されたものです。

そのため、コストアプローチは過去から現在までの価値を表した純資産を利用したものにすぎず、将来価値としてののれんが織り込まれていないため、評価額としては最も低くなります。

一方、マーケットアプローチは、市場株価をベースとしていますが、その市場株価はそもそも少数株主が市場から株式を買う時の価格です。
支配権の獲得を目的として、一気に株式を買い集めるために必要な買収プレミアムは織り込まれていない点に留意しなければなりません。

インカムアプローチは、企業が将来生み出すキャッシュフローをベースとしているため、理論的には買収プレミアムを含むのれんが加味された金額であると考えられます。

インカムアプローチとコストアプローチの差額がのれん(対象企業の将来価値)、インカムアプローチとマーケットアプローチの差額が買収プレミアム(≒コントロール・プレミアム)に相当すると考えられます。

M&A 企業価値評価 プレミアム

また先述した通り、シナジー効果や無形資産の価値も、買収プレミアムの算定に大きな影響を与えます。
買い手は、買収したときの利益と買収を行わなかったときの利益の差額を算出し、それを買収プレミアムの額を検討する際の判断基準とすることができます。

M&A・事業承継
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買収プレミアムが支払われたM&Aの事例20例

ここからは、買収プレミアムが支払われたM&Aの事例を20例ご紹介します。

HCホールディングスによる日立化成の買収

1番目は、2020年4月のHCホールディングスによる日立化成の買収です。

  • 買収プレミアム(割合):13.48%[2]
  • 買収金額:844,569,907千円[3]
M&A・事業承継
化学業界の最新M&A動向・化学メーカーのM&A事例15選

化学業界ではイノベーション推進などを目的としたM&Aが活発です。M&Aでは、開発力強化などのメリットを得られます。業界の現状と、化学メーカー(化学製品製造会社)の最新M&A動向・事例を徹底解説しま […]

ヤフーによるZOZOの買収

2番目は、2019年11月のヤフーによるZOZOの買収です。

  • 買収プレミアム(割合):20.96%[4]
  • 買収金額:400,736,598千円[5]
M&A・事業承継
【2021年最新版】IT業界のM&A事例56選

IT業界における厳選した56例のM&Aについて、「2021年の最新事例」や「システム開発分野」などのジャンルに分けて解説します。 事例では売り手・買い手企業の特徴やM&Aの手法、売買価格を紹介します。(中 […]

ニトリホールディングスによる島忠の買収

3番目は、2020年12月のニトリホールディングスによる島忠の買収です。

  • 買収プレミアム(割合):91.10%[6]
  • 買収金額:165,053,746千円[7]
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小売業のM&A・売却事例25選

小売業とは、個人や事業者に少量の商品を販売する業態です。小売業界では、業態転換などを目的としたM&Aが活発に行われています。小売業の最新M&A事例や、M&Aを行うメリットをわかりやすく解説します。 […]

三井不動産による東京ドームの買収

4番目は、2021年1月の三井不動産による東京ドームの買収です。

  • 買収プレミアム(割合):44.93%[8]
  • 買収金額:102,228,891千円[9]
M&A・事業承継
不動産仲介業のM&A動向と最新事例13選

不動産仲介業界では少子化やDXの流れなどを背景としてM&Aが活発化しています。不動産仲介業界の現況とM&A動向、近年の事例を紹介し、M&Aを行うメリットや成功のポイントをくわしく解説します。 目次 […]

PSMホールディングスによる総合メディカルホールディングスの買収

5番目は、2020年3月のPSMホールディングスによる総合メディカルホールディングスの買収です。

  • 買収プレミアム(割合):26.11%[10]
  • 買収金額:69,290,390千円[11]

U-NEXTによるUSENの買収

6番目は、2017年3月のU-NEXTによるUSENの買収です。

  • 買収プレミアム(割合):18.8%[12]
  • 買収金額:49,707,728千円[13]
M&A・事業承継
Webサービス売却の流れ、ポイント、最新事例、相場を徹底解説

Webサービスの売却には、まとまった資金や時間を確保できるメリットがあります。Webサービスを売却する流れや最新のM&A事例、売却額の相場、成功可能性を高めるポイントをわかりやすく解説します。(中小企業診断士 鈴 […]

イーストパートナーズによる日東エフシーの買収

7番目は、2019年6月のイーストパートナーズによる日東エフシーの買収です。

  • 買収プレミアム(割合):36.36%[14]
  • 買収金額:24,534,518千円[15]
M&A・事業承継
製造業のM&A・売却動向や最新事例、価格相場を徹底解説

製造業のM&Aは、主に大手企業への傘下入りやIT化を目的に行われます。今回の記事では、製造業のM&A動向や最新・有名事例、メリット、相場、成功させるポイントをわかりやすく解説します。(中小企業診断士 鈴木 […]

帝人によるジャパン・ティッシュ・エンジニアリングの買収

8番目は、2021年3月の帝人によるジャパン・ティッシュ・エンジニアリングの買収です。

  • 買収プレミアム(割合):27.33%[16]
  • 買収金額:19,220,122千円[17]

アドヒアレンスによるアデランスの買収

9番目は、2016年11月のアドヒアレンスによるアデランスの買収です。

  • 買収プレミアム(割合):28.36%[18]
  • 買収金額:約161億円[19]

ヤマダホールディングスによるヒノキヤグループの買収

10番目は、2020年10月のヤマダホールディングスによるヒノキヤグループの買収です。

  • 買収プレミアム(割合):14.35%[20]
  • 買収金額:12,655,318千円[21]
M&A・事業承継
建設業のM&A動向・売却事例・メリット

人手不足や市場規模の縮小などの影響で、近年建設業界ではM&Aの件数が増加傾向です。この記事では、建設業のM&A動向や最新の売却事例、事業売却のメリット、M&Aを成功させるポイントをくわしく解説しま […]

大王製紙による三浦印刷の買収

11番目は、2017年4月の大王製紙による三浦印刷の買収です。

  • 買収プレミアム(割合):34.02%[22]
  • 買収金額:8,061,952千円[23]
M&A・事業承継
印刷会社の売却動向やメリット、近年の事例をくわしく解説

市場規模が縮小するなか、印刷業界ではM&A・会社売却により現状打開を図る動きが活発化しています。印刷業界の課題と現状打開の動き、印刷会社の売却動向、売却のメリット、最新の売却事例を解説します。(執筆者:京都大学文 […]

三菱地所によるアーバンライフの買収

12番目は、2018年9月の三菱地所によるアーバンライフの買収です。

  • 買収プレミアム(割合):135.61%[24]
  • 買収金額:7,363,444千円[25]

新川によるアピックヤマダの買収

13番目は、2019年6月の新川によるアピックヤマダの買収です。

  • 買収プレミアム(割合):37.68%[26]
  • 買収金額:6,568,798千円[27]

XTECH HPによるエキサイトの買収

14番目は、2018年10月のXTECH HPによるエキサイトの買収です。

  • 買収プレミアム(割合):23.94%[28]
  • 買収金額:5,253,373千円[29]

RIZAPグループによるワンダーコーポレーションの買収

15番目は、2018年3月のRIZAPグループによるワンダーコーポレーションの買収です。

  • 買収プレミアム(割合):7.34%[30]
  • 買収金額:3,617,975千円[31]
M&A・事業承継
スポーツジムの売却・M&A動向と事例、メリット、売却価格相場

コロナ禍の影響が深刻なスポーツジム・フィットネスクラブ業界では、会社売却により状況を打開しようとする動きが見られます。業界の現況と売却動向、メリット、近年のM&A事例、売却価格相場を図解で解説します。(執筆者:京 […]

三越伊勢丹ホールディングスによるニッコウトラベルの買収

16番目は、2017年3月の三越伊勢丹ホールディングスによるニッコウトラベルの買収です。

  • 買収プレミアム(割合):28.71%[32]
  • 買収金額:3,355,051千円[33]

IBJによるツヴァイの買収

17番目は、2020年4月のIBJによるツヴァイの買収です。

  • 買収プレミアム(割合):88.09%[34]
  • 買収金額:3,175,691千円[35]

紳士服中西によるオンリーの買収

18番目は、2021年10月の紳士服中西によるオンリーの買収です。

  • 買収プレミアム(割合):39.34%[36]
  • 買収金額:2,580,708千円[37]
M&A・事業承継
アパレル業の売却価格相場、M&A動向・事例

アパレル事業の売却・M&Aは、「後継者不足の解決」や「EC事業の強化」といった戦略を遂行する手段として役立ちます。アパレル事業の売却について、事例や売却額の相場、メリットをくわしく解説します。(中小企業診断士 鈴 […]

長谷工コーポレーションによる細田工務店の買収

19番目は、2020年2月の長谷工コーポレーションによる細田工務店の買収です。

  • 買収プレミアム(割合):7.44%[38]
  • 買収金額:2,186,230千円[39]
M&A・事業承継
工務店(住宅建築業)のM&A動向 事例13選

人口減少・競争激化・人材不足の影響で工務店を取り巻く経営環境は厳しさを増しており、状況打開策としてM&Aに注目が集まっています。工務店の業界動向とM&Aの動向・メリット・事例をくわしく解説します。(執筆者 […]

cross roadによるJEUGIAの買収

20番目は、2020年3月のcross roadによるJEUGIAの買収です。

  • 買収プレミアム(割合):35.22%[40]
  • 買収金額:1,317,234千円[41]
M&A・事業承継
M&A成功事例40選 大企業・中小企業・業界別|2021年版

今回は大企業・中小企業別、業界別に厳選したM&A事例40選を紹介します。国内・海外の大企業事例から中小企業事例まで、譲渡・譲り受け企業の概要、M&Aの目的・M&A手法、成約に至るまでを解説します。 […]

[2]意見表明報告書 2020/3(日立化成)
[3]大量保有報告書 2020/4(HCホールディングス)
[4]意見表明報告書 2019/9(ZOZO)
[5]大量保有報告書 2019/11(Zホールディングス)
[6]意見表明報告書 2020/11(島忠)
[7]大量保有報告書 2021/1(ニトリホールディングス)
[8]意見表明報告書 2020/11(東京ドーム)
[9]大量保有報告書 2021/1(三井不動産)
[10]意見表明報告書 2020/2(総合メディカルホールディングス)
[11]大量保有報告書 2020/3(PSMホールディングス)
[12]意見表明報告書 2017/2(USEN)
[13]大量保有報告書 2017/4(U-NEXT)
[14]意見表明報告書 2019/5(日東エフシー)
[15]大量保有報告書 2019/6(イーストパートナーズ)
[16]意見表明報告書 2021/2(ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング)
[17]大量保有報告書 2021/3(帝人
[18]MBOの実施および応募の推奨に関するお知らせ(アデランス)
[19]アドヒアレンスによる当社株券等に対する公開買付けの結果(アデランス)
[20]意見表明報告書 2020/9(ヒノキヤグループ)
[21]大量保有報告書 2020/10(ヤマダホールディングス)
[22]意見表明報告書 2017/2(三浦印刷)
[23]大量保有報告書 2017/4(大王製紙)
[24]意見表明報告書 2018/7(アーバンライフ)
[25]大量保有報告書 2018/9(三菱地所)
[26]意見表明報告書 2019/5(アピックヤマダ)
[27]大量保有報告書 2019/6(新川)
[28]意見表明報告書 2018/9(エキサイト)
[29]大量保有報告書 2018/10(XTECH HP)
[30]意見表明報告書 2018/2(ワンダーコーポレーション)
[31]大量保有報告書 2018/3(RIZAPグループ)
[32]意見表明報告書 2017/2(ニッコウトラベル)
[33]大量保有報告書 2017/3(三越伊勢丹ホールディングス)
[34]意見表明報告書 2020/3(ツヴァイ)
[35]大量保有報告書 2020/4(IBJ)
[36]意見表明報告書 2021/8(オンリー)
[37]大量保有報告書 2021/10(紳士服中西)
[38]意見表明報告書 2019/12(細田工務店)
[39]大量保有報告書 2020/2(長谷工コーポレーション)
[40]意見表明報告書 2020/2(JEUGIA)
[41]大量保有報告書 2020/3(cross road)

まとめ

ここまでM&Aの買収プレミアムについて、詳しく説明しました。
そして、買収プレミアムの概要、支払う理由、メリット、のれんの減損リスク、金額の平均、計算方法などについて解説し、買収プレミアムが支払われたM&Aの20事例を挙げました。

買収プレミアムを算定する際は、評価アプローチを組み合わせた上で総合的な判断の元、行うことが重要です。

(執筆者:公認会計士 西田綱一 慶應義塾大学経済学部卒業。公認会計士試験合格後、一般企業で経理関連業務を行い、公認会計士登録を行う。その後、都内大手監査法人に入所し会計監査などに従事。これまでの経験を活かし、現在は独立している。)

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