お知らせ:「ビズリーチ・サクシード」は「M&Aサクシード」にサービス名を変更しました

「専門家の助言×M&Aサクシード」最善の結果を導く多様な選択肢

M&Aを成功させるためのカギのひとつは、アドバイザーや専門家といったサポートの存在です。そこで、M&Aサクシードは、新たな取組みとして会計事務所や金融機関などの外部サポーターとの協業を始めることにしました。株式会社 第一経理 代表取締役 大澤一弘様、経営相談室 室長 碓井清貴様に、M&Aサクシードとの協業の目的や将来性について話を聞きます。

第一経理はなぜM&Aサクシードとの協業を選んだのか?

大澤:協業を選択した一番の理由は、M&Aサクシードの理念と第一経理グループのスタンスが合致していると感じたことです。M&Aサクシードの「私たちの想い」で述べられている「手塩にかけて事業を育ててきた経営者様にとって、企業(暖簾)は人生そのものです。その大切な人生・暖簾を心から託したいと思える、経営者様と出会っていただきたい。」というくだりが、「苦楽を共有しながら、共に走る。課題を共有しながら、共に挑む。」という我々、第一経理グループのスタンスに合致しています。経営者様との絆が何よりも大切です。

また、今の一般的なM&Aは型にはめられていて、“敷居”の高い存在になってしまっています。第一経理とM&Aサクシードが協業することで、“当たり前”とされる流れに一石を投じることができるのではないか。そしてもっとオープンでフェアな方向へと舵を切れるのではないか。第一経理にとってM&Aはこれからの領域です。新しいことを始めるなら同じ想いを持つ相手と一緒にやる方が良い結果が出るはずです。

代表社員 大澤一弘様

もうひとつ理由があります。それは協業することでの、私たちの社内への好影響す。第一経理の課題のひとつが「スピード感」でした。会計事務所がお客様と直接お会いする機会は一般的に月一回です。しかし、その頻度では時代の進展に間に合わなくなっています。会議を週一回のペースで行っている会社様は増えていますし、実際に伸びています。そんな時代の要請に私たちもマッチしないといけません。私たち会計事務所もM&Aサクシードのスピード感をとりこんでいければと思っています。

会計事務所が今なぜM&Aに力を入れるのか?

大澤:私たちは事業承継の一環としてM&Aを考えています。想いの詰まった事業を将来に繋ぎたいとお客様が考えるのは当然です。しかし、後継者の問題などで行き詰まってしまうことがあります。そんな時にM&Aは大きな役割を果たします。

私たちはあくまでも「選択肢のひとつとしてM&Aも考えてみませんか」と提案していきたいと考えています。これまでの第三者への事業承継では、会計事務所が主導権を握ってお客様と密に折衝を行うことには難しい部分がありました。私たちも中小企業のM&Aの実績はそれほどありません。しかし、M&Aサクシードの「お試しマッチング」の活用など、M&Aは少しずつ身近な存在になりつつあります。世の中の認知も上がりつつ、ハードルが下がって、会計事務所や税理士がM&Aに直接関与できる環境が整ってきています。

M&Aも含めた選択肢のなかで、お客様に最適の事業承継を提示していきたいと思います。第一経理 70年の歴史で変わらず大切にしてきたことは、納税者の権利を守り、味方であることです。この理念にも合致しています。

「お試しマッチング」が拡げるM&Aの可能性

経営相談室 室長 碓井清貴様

碓井:「お試しマッチング」のメリットのひとつは、敷居を感じることなくM&Aを進められることです。会社様にとって緊張感が緩和されますし、一方提案する私たちの側もこれまでより気軽に話せるようになります。

当社が担当する会社様には60歳超の社長様も多く、M&Aについて十分な理解をお持ちでないことがあります。そんな時、「お試しマッチング」は効果を発揮します。事前の書類の準備の必要がなく、譲受候補企業の有無や属性、反応を知ることができるからです。「M&Aってこんな簡単になっているんだ!」と驚かれるお客様もいらっしゃいます。郵送で届くDMだと読み飛ばしてしまうような部分も、「お試しマッチング」だと面倒がらずにサクサクと進められます。

お客様に事業承継の話をする際、M&Aの話題は出しにくいところがありましたが、「お試しマッチング」があると、親族内承継と第三者承継をワンパッケージで話しやすくなります。選択肢が増えることによって、会社の将来についてより深く考えることができるようになったと思います。

迷いがちな事業承継。そんな時「お試しマッチング」が役に立

碓井:私が担当した動物病院の承継事例です。

元は息子さんへの親族内承継が前提で話は進んでいました。しかし「引き継いでもらおうと思っているものの、本人の重荷になっていないだろうか。引き継がせることは正しいのだろうか?」と現オーナーが迷われていると感じました。
M&Aの可能性も知っておきたいとの相談を受け、「お試しマッチング」を提案することに。「お試しマッチング」を使うことで、検討段階において自社に興味を持つ譲受候補企業の情報を得て、様々な可能性を見つけられました。

さらに大きな成果として得られたのが、息子さんがより深く事業承継について考えるようになったことです。その結果、「家業を引き継ぐ」という明確な意思表示をされたのです。
承継のプロセスでは、関係者にはどうしても感情的な揺れが生じがちです。もちろん簡単なテーマではありませんので、話をする機会を作りにくいのも事実です。そんな時に「お試しマッチング」は期待以上の効果を発揮します。出会いの選択肢が増えることで、お客様と話をする機会も増えるからです。お客様に寄り添う第一経理として相手の立場をよく理解でき、最善の結果を導くことができました。