事業承継・M&Aプラットフォーム M&Aサクシード

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三陽工業が「ビズリーチ・サクシード」で 後継者不在に悩む製造業と製造派遣事業を承継公募 ~全国の町工場の技術を承継して、日本の製造現場を元気にしたい!~

2021年6月29日
プレスリリース

Visionalグループのビジョナル・インキュベーション株式会社(所在地:東京都渋谷区/代表取締役社長:永田 信)が運営する事業承継M&Aプラットフォーム「ビズリーチ・サクシード」(https://ma-succeed.jp/)は、事業を譲りたい経営者のための「承継公募」を実施します。今回の承継公募では、製造派遣事業と製造業を営む三陽工業株式会社(所在地:兵庫県明石市/代表取締役社長:井上 直之 以下、三陽工業)が、後継者問題に悩む製造業と製造派遣事業を全国から募集します。公募期間は、2021年6月29日から9月28日までです。事業を譲りたい企業は、匿名で応募できます。また、同サービスの登録から成約までの費用は無料です。(✳︎)「ビズリーチ・サクシード」は「M&Aサクシード」にサービス名を変更しました(2022年6月7日追記)

公募ページURL:https://ma-succeed.jp/company/public/sanyou-ind

 
■コロナ禍の影響による製造業の解雇 累計2万人超え、「後継者未定」の製造業は57%

コロナ禍の影響による製造業の解雇・雇い止め(見込みを含む)の累計人数は2.3万人を超え(注1)、全業界のなかでも最も多く、深刻な問題になっています。また、2020年の「後継者未定」の製造業は57%で(注2)、さらに、ある調査では、60歳以上の経営者のうち50%超が将来廃業を予定しており、このうち「後継者難」を理由とする廃業が全体の約3割となり(注3)、後継者未定問題は深刻化しています。そして、後継者不在の中小企業では、コロナ禍による業績悪化などが追い打ちとなり、今後廃業が増加すると想定されます。

■1年以内の退職が大半の製造派遣業界を改革。製造派遣の全従業員を正社員採用、定着率が高い三陽工業

このようななか、「ニッポンのものづくりにわたしたちの力を」を理念に掲げる三陽工業は、製造派遣事業と製造業を中核事業とし、10年で年商を10倍に成長させています(製造派遣の営業所23カ所、ものづくり工場10カ所)。三陽工業は、製造派遣に携わる約1,300人の全従業員を正社員採用し、昇給、賞与、福利厚生など、働く人が豊かになることを最優先に環境を整えてきました。その結果、製造派遣業界では多くの従業員が1年以内で退職するなか、三陽工業では、コロナ禍においても、年間定着率が約8割(コロナ禍前は92%)と高くなっています。そして、製造現場は活性化し、派遣先企業に利益をもたらすことにつながっています。

■人手不足、技能伝承ができない問題を抱える町工場をM&Aで譲り受け、若手社員を送る新モデルを構築

また、中小製造業の現場が人手不足や技能伝承ができないという課題に直面するなか、三陽工業は、町工場をM&Aで譲り受け、製造派遣の経験がある若手社員を異動させ、技能承継問題を克服する新しいモデルを築いています。過去のM&A実績は4件で、レーザー加工会社(兵庫県)や塗装会社(長野県)などがあります。

 
■「ビズリーチ・サクシード」の公募サービスを通じ、承継を希望する製造業・製造派遣事業を募集

三陽工業は、全国の後継者不在の製造業・製造派遣事業を承継して、町工場が直面する課題の解決につなげたいと考えています。しかし、「事業譲渡を検討する経営者は周囲に相談がしにくい」「後継者が不在という課題が顕在化しないまま廃業に至りやすい」という現状があります。そこで今回、「ビズリーチ・サクシード」が運営する「承継公募」を活用することで、これまで積極的に発信していなかった承継実績を広く伝えたいと考えました。公募期間中は、三陽工業が事業承継M&Aにかける思いや今後の展望を「ビズリーチ・サクシード」の特設サイト上で公開し、事業を譲りたい企業は、それを閲覧したうえで匿名での応募ができます。また、事業を譲りたい企業は、登録から成約まで完全無料での利用が可能です。

■三陽工業株式会社「承継公募」概要

・募集期間:2021年6月29日~2021年9月28日

・公募ページURL:https://ma-succeed.jp/company/public/sanyou-ind

・応募方法:「ビズリーチ・サクシード」サイト内特設ページより応募

 - ビズリーチ・サクシードのサイト内特設ページを通じて応募された内容を、三陽工業が確認します。

 - その後、三陽工業と個別に交渉を進めていただきます。

 - 譲渡希望企業は、匿名で応募が可能です。希望しない限りは社名が公開されることはありません。

・募集内容:モノづくり事業を営む製造業・製造派遣事業

・利用料金:譲渡希望企業は登録から成約まで無料

■三陽工業株式会社 代表取締役社長 井上 直之 氏 コメント
「ものづくり×製造派遣」で日本の製造現場を元気にしたい

「ものづくり×製造派遣」による相乗効果が三陽工業の最大の強みです。その2つが自社にあることで、製造現場における「派遣社員」「派遣先」「派遣元」の三者間における「負のスパイラル」を解決できると考えるからです。派遣社員を自社の正社員とすることで、自社工場や大企業で培った技術力や組織力、行動力をお客様企業や自社工場の現場にフィードバックできるのです。

製造派遣にはこれまでマイナスのイメージがつきまとってきました。給与、環境、継続性など、「派遣社員」「派遣先」「派遣元」の三者が、残念ながら疑心暗鬼のなかで製造現場は動いています。その状況を変えなければ「日本の製造現場を元気にする」ことはできません。三陽工業は製造派遣に携わる人を正社員に登用し、昇給、賞与、福利厚生など、働く人が豊かになることを最優先に環境を整えてきました。その結果、互いの関係は改善され、製造現場は活性化し、お客様企業に利益をもたらすことにつながっています。これらの改革により、三陽工業の売り上げはこの10年で10倍へと躍進、従業員も1,300人以上にまでなりました。「ニッポンのものづくりに私たちの力を」を進化させるために、私たちはさらなる努力を続けていきます。

M&Aで譲り受ける対象企業の1つは、中小のいわゆる町工場です。今、日本の町工場の多くが抱える大きな問題は、後継者がいないことです。技能承継者や慢性的な人手不足も同様に深刻です。この2つの大きな問題を三陽工業はM&Aによって解決します。事業承継についてだけでなく、譲り受けた工場を子会社化し、三陽工業が親会社として関わることで、資金面や組織整備も改善されます。三陽工業に在籍する志ある若手社員を工場に異動させることで、技能承継問題も克服します。

もう1つは製造派遣の営業拠点の拡充です。全国23カ所の営業所をさらに増やし、全ての都道府県に拠点を置くことを計画しています。東北と北信越は特に注力するエリアです。営業拠点の近隣に、M&Aによって譲り受けた製造拠点を設け、製造派遣とものづくりの相乗効果を出していきます。「日本の製造現場を元気にする」という私たちの目標に共感いただき、ぜひご応募いただければ幸いです。

公募ページURL:https://ma-succeed.jp/company/public/sanyou-ind

(注1)「新型コロナウイルス感染症に起因する雇用への影響に関する情報について(2021年6月4日現在集計分)」(厚生労働省)

(注2)「全国企業「後継者不在率」動向調査(2020年)」(株式会社帝国データバンク)

(注3)「中小企業の事業承継に関するインターネット調査(2019年調査)」(日本政策金融公庫総合研究所)

■事業を譲りたい経営者のための「承継公募」について 

「承継公募」は、ビズリーチ・サクシード上で、譲り受け企業が事業を譲りたい企業(譲渡企業)を公募するものです。譲り受け企業は経営者の事業承継M&Aにかける想いや今後の展望を掲載し、譲渡企業は匿名で応募できる仕組みです。事業承継への想いに共感した企業が応募するため、より良質なマッチングの可能性が高まります。また譲渡企業は、匿名で、登録から成約まで完全無料で利用できます。「承継公募」を通じて、経営者に新たな選択肢と可能性を提供し、事業承継問題の解決に向けた一助となることを目指します。第1回(2018年11月~2019年1月)は 株式会社ゴーゴーカレーグループ が、全国にあるカレーの名店を公募しました。また、第2回は、ブリーズベイホテル株式会社が全国のホテル ・旅館を公募しました。これまで、18社が「承継公募」を実施しています。URL:https://ma-succeed.jp/company/public 

■事業承継M&Aプラットフォーム「ビズリーチ・サクシード」について

「ビズリーチ・サクシード」は、譲渡企業と譲り受け企業をオンライン上でつなぐ事業承継M&Aプラットフォームです。譲渡企業は、「ビズリーチ・サクシード」に、会社や事業の概要を匿名で登録でき、譲り受け企業は、その情報を検索して閲覧できます。これにより、譲渡企業は経営の選択肢の一つとして事業承継M&Aを早期から検討できるため、経営者の選択肢が広がります。

譲渡企業は、登録から案件成約時まで、本プラットフォームの利用料は完全無料です。そのため、コストを気にせず、企業や事業の譲渡を安心して検討できます。また、譲渡企業から相談を受けたM&A仲介会社や金融機関等も、同様に本プラットフォームを無料で利用できます。

譲り受け企業は興味をもった譲渡企業へ直接アプローチできるため、譲渡企業にとっては、潜在的な資本提携先の存在や、自社の市場価値を把握するきっかけになります。2017年11月下旬にサービスを開始し、全国の譲渡案件が累計8,600件以上(公開中3,300件以上)登録され、累計譲り受け企業は7,400社以上です(2021年6月1日時点)。事業承継M&Aプラットフォームにおいて日本最大級の譲渡案件数となっています。URL:https://ma-succeed.jp/

■ビジョナル・インキュベーション株式会社について

「新しい可能性を、次々と。」をミッションとするVisionalグループの新規事業開発を担う。事業承継M&Aプラットフォーム「ビズリーチ・サクシード」、オープンソース脆弱性管理ツール「yamory(ヤモリー)」、クラウド活用と生産性向上の専門サイト「BizHint(ビズヒント)」、未来の経営と働き方を共創するカンファレンス「Future of Work」を運営。2020年2月、グループ経営体制への移行にともない、株式会社ビズリーチの新規事業開発組織を分社化し新設。URL:https://visional.inc/visional-incubation/

■Visionalについて

「新しい可能性を、次々と。」をグループミッションとし、HR Tech領域を中心に、産業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するさまざまな事業を展開。「ビズリーチ」をはじめとした採用プラットフォームや、人財活用プラットフォーム「HRMOS」シリーズを中心に、企業の人材活用・人材戦略(HCM)エコシステムの構築を目指す。また、事業承継M&A、物流DX、サイバーセキュリティ、Sales Techの領域においても、新規事業を次々に立ち上げている。URL:https://visional.inc