経営理念と企業姿勢 ― 三方よしの発想で成長を続ける
GLIONグループの経営理念は「WIN-WIN-WINの関係構築」です。
お客様、ビジネスパートナー、社員の三方すべてが利益と満足を得られる関係を築くことを基本としています。
行動指針である「G-MIND」は、7つの価値観で構成されています。
「感謝を迅速に伝える」「挑戦を恐れず実行する」「学び続ける」「プラス思考で取り組む」「自責で考える」など、社員一人ひとりの行動の軸として浸透しています。
菊地秀武社長は次のように話しています。
「お客様に喜んでいただくことを何よりも大切にしています。
会社の成長も、取引先や社員との関係も、その喜びを共有できるかどうかにかかっていると思います。」
こうした理念のもと、GLIONグループは信頼で成長する企業文化を築いています。
事業の特徴 ― 自動車を軸に多角的に事業展開するグループ
GLIONグループは、自動車ディーラーを中核に、整備・保険・レンタカー・リース・ロードサービスなど、カーライフを支える事業を一体的に展開しています。
同時に、地域に根ざした観光・文化事業にも積極的です。
大阪港の赤レンガ倉庫群を再生した「GLION MUSEUM」は、クラシックカー博物館に加え、
ステーキハウスやウェディング会場を併設する複合施設です。 また、神戸では「GLION ARENA
KOBE」のネーミングライツを取得し、スポーツや地域イベントを通じたまちづくりにも取り組んでいます。
「車を通じて人と地域の未来を豊かにする」。
それがGLIONグループが掲げる一貫したビジョンです。
M&A方針 ― 共に成長することを前提とした事業承継
GLIONグループの成長を支える大きな柱が、積極的なM&A戦略です。
過去5年間で、自動車販売・整備、ブライダル、陶磁器、食品など、多様な業種の企業をグループに迎え入れてきました。
たとえば、BMW販売会社のモトーレン埼玉や、メルセデス・ベンツ正規販売店のシュテルン福井・富山をグループに迎え入れることにより、販売ネットワークを全国へ拡大。
また、老舗陶磁器メーカーの深川製磁や、ブライダルブランドの桂由美ブライダルハウスをグループに迎え、異業種連携による新たな価値創造を進めています。
菊地社長は次のように語ります。
「M&Aは“買うこと”が目的ではなく、“共に成長すること”が目的です。
お互いの強みを生かして、次の時代に向けた新しい事業を生み出していきたいと考えています。」
M&A後も元経営者がアドバイザーとして残ったり、社員の雇用を維持するなど、事業の継続性を重視するのが特徴です。
M&A後はグループ理念「WIN-WIN-WIN」を共有し、相互に信頼を深めながら発展を図っています。
GLIONグループでは、M&Aを通じて多くの企業が新たな成長を遂げています。
同時に、経営者が安心して次の人生を歩むハッピーリタイアの事例も少なくありません。
こうした事例に共通するのは、「企業の想いを大切に受け継ぐ姿勢」です。
1966年設立、神戸市垂水区で長年にわたり地域の車社会を支えてきた多聞自動車整備株式会社。
地元で信頼を集める同社も、後継者不在という課題に直面していました。
先代オーナーの「社員の雇用を守りたい」「お客様へのサービスを絶やしたくない」という想いに共感したGLIONグループが承継。
承継後は、全社員の雇用が守られ、先代オーナーも安心されております。
一休庵は、古民家を利用した趣ある空間で、十割そばやぼたん鍋、地元食材を使用した料理を提供。
心のこもったおもてなしで、地域に根ざし、長年多くの人々に愛されてきました。
丹波篠山はGLIONグループ創業の地。ぼたん鍋発祥の宿として名高い丹波篠山「近又」とのシナジー(相乗効果)もあることから、承継に至りました。
GLIONグループの「伝統を守りながら進化するM&A事例」としてあげられます。
GLIONグループのM&Aは、単なる事業譲渡ではなく、「人・地域・文化を次につなぐ取り組み」として評価されています。
公募の目的と対象 ― 安心して未来を託せる企業との出会い
今回の公募は、兵庫県をはじめ全国の中小企業オーナーを対象としています。
特に、自動車関連、サービス業、地域密着型事業を展開する企業との協業を希望しています。
- 自動車販売
- 整備・板金・塗装工場
- レッカー・ロードサービス事業
- 自動車部品販売・リース・保険関連事業
- ホテル・飲食・ブライダル・地域密着サービス業
- 社員の雇用と多様な活躍機会の支援
- 設備・技術への再投資支援
- 管理・財務サポートによる経営負担の軽減
- 地域と全国をつなぐ成長機会の提供
GLIONグループは、単なる事業承継ではなく「社員が安心して働ける環境づくり」と「地域貢献の継続」を大切にしています。
事業を託す相手を探すことは、経営者にとって大きな決断です。
GLIONグループは、そうした経営者の想いを丁寧に受け止め、誠実に向き合います。
まずは、今抱えている課題や希望をお聞かせください。
ぜひお気軽にご相談・ご応募をお待ちしております。
みなと銀行は、地域経済を支える金融機関として、事業承継支援の強化を重要な使命としています。持丸秀樹社長は、次のように述べています。
「兵庫県では後継者不在による廃業リスクが深刻化しており、地域経済の持続的な発展に向けた事業承継支援は急務です。今回、M&Aサクシード様のご協力を得て、公募M&Aプロジェクトを開始できることを大変心強く感じております。
第一弾では、地元を代表するGLIONグループ様に買い手企業として名乗りを上げていただき、売り手企業を公募します。買い手の顔が見えることで、通常は表に出にくい企業も安心して応募でき、より本質的なマッチングが可能になります。
みなと銀行は地域金融機関として、地域の皆さまとの信頼関係を活かし、円滑な事業承継を支援することで、地域産業の未来を守り、地域経済の活性化と安心できる社会の実現に貢献してまいります。」
今回のプロジェクトでは、信頼ある買い手企業の顔が見える形で支援させていただき、地域企業のオーナー経営者様に安心感をもっていただくと同時に、M&Aサクシードのプラットフォームを通じて全国へ発信しています。