▶高い技術力
・代表取締役を含めると勤続年数10年以上の美容師が4名在籍
・管理美容師の従業員は美容師歴20年以上
・ベテランが多く、高い技術力を理由に来店する顧客が多い
▶店販
・顧客の髪の悩みに寄り添うカウンセリングからヘアケア商品の販売につなげている
・スタッフは、顧客に必ず商品提案をすることとしており、商品売上は売上全体の約33%程度を占める
・一般的な美容室の商品売上比率は5~8%程度であり、10%程度を目標に定める美容室が多いと言われており、業界平均と比較しても店販の強さが特徴
▶強み
・リピート顧客が多い為、業績が非常に安定していることに加え、収益性の向上にも取り組んでおり、1人あたり粗利生産性は業界平均値の2倍以上
・スタッフの高いカウンセリング能力を活かした店販にも積極的に取り組んでおり、商品販売売上が全体の30%程度を占める
▶課題
・一方で、新規集客力が弱く、既存顧客のリピートに頼る収益構造となっている為、業績拡大余地が限られている
・現状、社歴の長いスタッフで売上を作っているが、新規採用の強化ができておらず、社内スタッフの高齢化が進んでいる
▶経営方針
美容師の仕事を職業として成立させるためには、「美容師の技術・感性=右脳」×「ビジネス思考=左脳」の両輪が必要だと考えている。一般的に、美容師は「プロダクトアウト思考」が強いが、「マーケットイン思考」をトレーニングすることで顧客目線の感度が上がり、良いサービスを提供できるようになるとともに、顧客単価の上昇にもつながる。
顧客・美容師がWin-Winの関係を構築することで、優良経営を実現することができるとの経営思想。
▶効率化
・スタイリストはPOSアプリにて、毎日売上管理・予約管理を実施
・LINEを活用した顧客との関係構築を仕組化し、効率的な来店誘致、集客を実施
・材料の在庫管理等をバーコードリーダーで行い、POS管理システムと連動させることで効率化を図っている