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「ビズリーチ・サクシード」から「M&Aサクシード」に名称変更 ~譲渡企業に伴走する「M&Aサクシードコンシェルジュ」などを開始~

2022年6月7日
プレスリリース

VisionalグループのM&Aマッチングサイト運営会社が事業強化

Visionalグループの株式会社M&Aサクシード(所在地:東京都渋谷区/代表取締役社長:金 蓮実)が運営する法人・審査制M&Aマッチングサイト「ビズリーチ・サクシード」は、2022年6月7日に、サービス名を「M&Aサクシード」(https://ma-succeed.jp/)に変更しました。サービス名変更に伴い、譲渡企業に伴走する「M&Aサクシードコンシェルジュ」など新たな取り組みを開始します。(新たな取り組みの詳細は後述)

「M&Aサクシード」の前身である「ビズリーチ・サクシード」は、2017年11月に事業を開始しました。独自の審査を通過した法人のみが利用できる会員制を採用し、インターネット上で掲載中譲渡案件4,600件、M&Aアドバイザー500社と、譲り受けを検討する企業(以下、譲り受け企業)8,000社(注1)が安心して出会える場を提供しています。そして、従来のリアルの場での出会いからだけでは生まれなかったような、地域や業種を超えた多様な成約事例が生まれています。(注1:2022年5月時点)

国内のM&A件数が年々増加するなか、「ビズリーチ・サクシード」を通じた年間成約数も3年前比(2018年と2021年比)で9倍に増加し、M&A市場は活発化しています。その背景には、中小企業で経営者の高齢化が進み、事業承継のニーズが高まっていることや、コロナ禍の影響下において経営環境が急変していることなどがあります。このようななか、昨年11月に「ビズリーチ・サクシード」は、M&Aに特化した一法人として展開を開始し、新代表取締役社長が就任、事業拡大に向けて体制を強化してきました。そして、さらにお客様によりよいサービスを提供するために、サービス名を「M&Aサクシード」に変更します。

【「M&Aサクシード」の特徴】
1. 安心してご利用いただくために、独自の審査を通過した法人のみが利用できる会員制・匿名制

経営者の方々が安心して利用し、経営の選択肢として検討していただけるよう、私たちは、独自の審査を通過した法人様のみが利用できる会員制にこだわってきました。また、譲り渡しを検討する企業(以下、譲渡企業)は、まずは匿名で業種や地域などの情報をご登録いただき、オファーが来た際にご自身の判断で社名を開示できます。

2. M&Aを真剣に検討する全国の経営者同士が出会える

「M&Aサクシード」では、インターネット上で、M&Aを真剣に検討する全国の経営者同士が出会えます。安心して利用できる仕組みのもと、2021年に成約した案件では、譲り受け企業の72%が経営に携わる方が自ら利用されており、83%にM&Aの経験がありました。「M&A経営」(M&Aを取り入れた「掛け算」 の経営)を中核にし、経営者自らが積極的に活用しています。経営者が直接対応するケースが多いため、判断のスピードが速く、2021年の成約案件のうち、72%が半年未満で成約しています。また、譲渡企業は譲り受け企業から直接オファーを受けることで自社の市場価値を知り、経営の選択肢の一つとしてM&Aを早期から検討できるため、経営の選択肢が広がります。

3. 【成約実績】譲渡案件の55%が年商1億円以上、譲り受け企業の70%が年商10億円以上

2021年の成約譲渡案件のうち、55%が年商1億円以上、成約譲り受け企業の70%が年商10億円以上でした。年商1億円以上の成約譲渡案件数は、この2年間で3.6倍に増加しています。さらに、譲渡金額1億円以上が56%で、この2年間で3.7倍に増えています。

【「出会いから始まる納得のM&A」創出に向けた新たな取り組み】

「M&Aサクシード」では、全国の譲渡企業と譲り受け企業が、多くの経営者との「出会い」と「対話」の過程を経て、「ここだ」という1社に出会い、納得のいく経営決断ができるよう、「出会いから始まる納得のM&A」の創出を目指し、新たな取り組みを開始します。

1. 納得のM&Aを創出する体制の整備・強化

譲渡企業が「ここだ」という1社に出会うまでの「納得の生まれる過程」を構築していきます。第1弾として、専任組織(約20人)による、譲渡企業を対象とした「M&Aサクシードコンシェルジュ」を今夏より開始します。
また、専任組織の採用を強化する予定です。

譲渡企業に伴走する「M&Aサクシードコンシェルジュ」
STEP 1)「出会い」を増やすための準備:譲渡企業の魅力と大切にしたいことを確認
~譲渡案件情報の作成支援~

・専任スタッフの「M&Aサクシードコンシェルジュ」が譲渡オーナーにヒアリングし、経営者自身が気づいていない良さも含め、企業の魅力を丁寧に引き出し、多くの譲り受け企業に魅力が伝わるよう、「M&Aサクシード」に掲載する譲渡案件情報(匿名)の作成を支援。

・譲渡オーナーが譲渡にあたり大切にしたいこと(条件)についても整理。また、希望譲渡価格を考える際の参考として、「M&Aサクシードコンシェルジュ」がその企業にあった手法を用いて、希望譲渡価格案を算出。「適正価格の算出方法がわからない」という経営者から多くよせられる相談やニーズに対応。

STEP 2)全国の譲り受け企業とつなぎ、多くの「出会い」を創出 ~譲り受け企業とのマッチング支援~

・譲渡オーナーに伴走して、「M&Aサクシードコンシェルジュ」が、全国の譲り受け企業(8,000社以上)から候補企業を探し、引き合わせから独占交渉開始までを3カ月間支援。具体的に、候補企業の事業内容や、オファーの件数・内容を知ることで、譲渡オーナーは自社の可能性を確認できます。

STEP 3)自社の強みや両社の「掛け算」の可能性に気づけるよう、経営者同士で「対話」
~対話の機会をアレンジ。対話後、納得の1社に出会う~

・経営者同士の対話を依頼。直接対話をするなかで、譲渡オーナーが自覚していなかった事業の価値や両社の「掛け算」の可能性に気づくなど、思いもよらない「化学反応」が起きることも多々あります。

STEP1~3を通じて、たくさんの出会いと経営者同士の対話の結果、お互いが納得する瞬間が訪れ、経営者は決断をします。できるだけ同時期に多くの選択肢から納得する過程をつくれるよう、3カ月間集中して「M&Aサクシードコンシェルジュ」が譲渡オーナーに伴走します。これにより、「M&Aの経験がないため進め方がわからない」「一人でM&Aの検討を進めていくことが不安」「パソコンを扱うのが難しい」という方でも、安心してご利用いただけるようになります。

※)本サービスの利用には、譲渡企業の財務内容等に関して当社独自の審査基準があります。
※)具体的な交渉に進む際に、譲渡企業からの希望があった場合は、専門家を紹介します。

2.  将来的に第三者承継を検討する可能性のある経営者の利用受け付け開始
~自社の相対的な価値把握が可能に~

これまでは、第三者承継(M&A)を選択することを決定した経営者の利用のみ受け付けていましたが、「M&Aサクシード」では今夏より、将来的に第三者承継を検討する可能性のある経営者も利用できるようになります。

「M&Aサクシード」に掲載する譲渡案件情報(匿名)に、「M&Aの検討度合い」を示す項目(「いい出会いがあれば検討」「今すぐ譲渡したい」など)を新たに設置。これにより、「いつかは譲渡するかもしれない」「いい出会いがあれば検討するかもしれない」という経営者に、全国8,000社以上の譲り受け企業からメッセージが届くことで、経営者は自社の相対的な価値を把握できます。経営の選択肢として第三者承継を考えるきっかけが提供できるよう、サポートチームもお手伝いします。

3. 金融機関との連携を強化 ~「M&A経営」に積極的な譲り受け企業との「出会い」を最大化~
1)金融機関向け「M&Aサクシードコンシェルジュ」を開始(今夏正式リリース

これまでは、譲渡企業から受任したM&Aアドバイザリー業務を行う金融機関が直接「M&Aサクシード」を利用し、譲り受け企業を探していましたが、限られた人員でM&Aアドバイザリー業務を行う金融機関に「M&Aサクシード」をご利用いただくのは難しいケースもありました。そこで、金融機関向けの「M&Aサクシードコンシェルジュ」を今夏より開始します。金融機関に代わり、「M&Aサクシードコンシェルジュ」が譲渡企業に伴走し、納得の1社に出会えるよう支援します。なお、独占交渉開始後は、金融機関が譲渡企業をサポートします。

2)金融機関向け「ビジネスマッチングシステム」の強化

金融機関との連携において、これまでは連携先の金融機関が「M&Aサクシード」に譲り受け企業を紹介し、譲り受け企業が本サービスを利用するというビジネスマッチング契約を結んでいました。今後は、金融機関向けの「ビジネスマッチングシステム」(金融機関が紹介した譲り受け企業の利用状況把握システム)の強化を図ります。

金融機関との連携強化により、地域企業の伴走者である金融機関は、譲渡企業・譲り受け企業に「M&Aサクシード」の新規登録や利用を促し、「M&A経営」に積極的な全国の譲り受け企業と譲渡企業の「出会い」の最大化を図ります。

株式会社M&Aサクシード 代表取締役社長 金 蓮実 コメント】
経営決断の機会をよりよきものにする「出会い」と「対話」。
そこから生まれる「納得」を実感してほしい

手塩にかけて事業を育ててきた経営者様にとって、企業(暖簾)は人生そのものです。その大切な人生・暖簾を、心から託したいと思える経営者様と出会っていただきたい。弊社は「人生を託せる、出会いのために。」をミッション(存在意義)に掲げています。大切な人生・暖簾だからこそ、私たち「M&Aサクシード」は、多くの経営者様との「出会い」と「対話」にこだわり、その過程を大切に経営者様の「納得」の瞬間を生み出したいと考えています。「M&Aサクシード」では、譲渡を検討中の経営者様に、全国の譲り受け企業様から「貴社に興味があります。一度お話ししてみたいです」という「ラブレター」を直接送れるようにしています。この仕組みをうまく使い、三つの事柄を大切にしてきました。具体的には、以下のとおりです。

1)全国各地の企業様の情報をつなぎ、「たくさんの出会いの機会」をつくる

「ラブレター」を送る前から、全国数千社の譲り受け企業様は、譲渡検討中の企業様に想いをはせて、「当社と一緒になったら、どんな“掛け算”が生まれるだろうか?」と想像されます。それは、経営者様の頭のなかにしかないことが多く、具体的に目の前にお相手がいるからこそ着想できることがあります。その想像をたくさんしていただき、納得できるお相手を見つけていただきたいと考えています。

2)新たな強みやビジネスでの「掛け算」に気づけるよう、「対話」をお願いする

お互いに興味を持たれた経営者様に、私たちはできるだけ対話の機会を設けるようお願いしています。経営者様同士が出会い、直接、膝をつき合わせて対話をされるなかで、譲渡検討中の経営者様が自覚されていなかった事業の価値や両社の「掛け算」の可能性に気づくなど、思いもよらない「化学反応」が起きることが多々あるからです。

3)たくさんの出会いや対話などがつくり出す、「納得が生まれる過程」を構築する

この1と2)を心から「ご一緒したい」と思われるまで行っていただくことで、お互いが納得される瞬間が訪れ、経営決断に至ります。私たちは出会いや対話だけではなく、「納得はどうしたら生まれるのか」を常に考え、新しいサービスの開発や改善に生かしています。

このように、「人生を託せる1社」と出会っていただくため、経営者様同士の「出会い」と「対話」、そこから生まれる「納得」のいく経営決断の機会をよりよきものにできるよう、私たちはこれからも、新サービスの開発や強化、出会いや対話のプロセスの進化を追求してまいります。

■株式会社M&Aサクシード 代表取締役社長 金 蓮実(キム・リョンシル)略歴

2003年、大学卒業後、株式会社リクルート(現:株式会社リクルートホールディングス)に入社。上海のブライダル事業立ち上げや採用事業の営業部長を経て、2013年に株式会社リクルートライフスタイル(現:株式会社リクルート)の取締役に就任。メディア事業の新領域における事業部長などを務める。2018年、株式会社プラザクリエイト本社に取締役として参画。2021年8月、Visionalグループのビジョナル・インキュベーション株式会社に取締役として入社。2021年11月、組織再編に伴い、株式会社M&Aサクシードの代表取締役社長に就任し、法人・審査制M&Aマッチングサイト「M&Aサクシード」の事業統括を担う。

■サービス名について

「サクシード(SUCCEED)」という言葉には「継承する」や「成功する」という意味があります。「M&Aを支援し、譲渡企業と譲り受け企業双方のさらなる成功を実現したい」という想いを込め、「M&Aサクシード(M&A SUCCEED)」と名付けました。

■ロゴについて

事業を次の世代につなぐ「糸」をイメージし、二つの綱(企業)が中央で結ばれている様子を表現しています。「S」は「SUCCEED(サクシード)」の「S」と、「無限」を意味する「インフィニティー」の記号(∞)ともなっており、価値ある事業がずっと続いてゆくさまを表しています。ロゴのモチーフとして、家紋を意識しました。藍色の暖簾に染められた家紋は、受け継いできた伝統を表します。そして、伝統とは革新の連続です。「M&Aサクシード」は、そうした価値観を大切に思い、それを次につなげていく場であることを表現しました。ブランドカラーは、「ジャパンブルー」とも呼ばれる日本の伝統色である藍色です。藍染は色があせにくく、古くから暖簾を染めるときにも用いられてきました。「暖簾が承継されることで事業が“掛け算”になり、さらに成長していってほしい」という願いを込めています。

■法人・審査制M&Aマッチングサイト「M&Aサクシード」について

「M&Aサクシード」は、譲渡企業と譲り受け企業をオンライン上でつなぐ法人・審査制M&Aマッチングサイトです。譲渡企業は「M&Aサクシード」に会社や事業の概要を匿名で登録でき、譲り受け企業はその情報を検索して閲覧できます。譲り受け企業は興味を持った譲渡企業へ直接アプローチできるため、譲渡企業にとっては、潜在的な資本提携先の存在や、自社の市場価値を把握するきっかけになります。これにより、譲渡企業は経営の選択肢の一つとしてM&Aを早期から検討でき、経営者の選択肢が広がります。2017年11月にサービスを開始し、全国の譲渡案件が累計12,200件以上(掲載中4,600件以上)登録され、利用中の譲り受け企業は8,000社以上です(2022年5月時点)。URL:https://ma-succeed.jp/

■株式会社M&Aサクシードについて

「人生を託せる、出会いのために。」をミッションとし、法人・審査制M&Aマッチングサイト「M&Aサクシード」を運営。同サービスは、2017年11月に株式会社ビズリーチの新規事業としてサービスを開始。2020年2月、グループ経営体制移行にともない新設したビジョナル・インキュベーション株式会社が2021年10月まで運営。組織再編にともない、2021年11月より、株式会社M&Aサクシードとして、ミッションの実現を目指す。URL:https://www.visional.inc/ja/ma-succeed.html

Visionalについて

「新しい可能性を、次々と。」をグループミッションとし、HR Tech領域を中心に、産業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するさまざまな事業を展開。「ビズリーチ」をはじめとした採用プラットフォームや、人財活用プラットフォーム「HRMOS」シリーズを中心に、企業の人材活用・人材戦略(HCM)エコシステムの構築を目指す。また、M&A、物流Tech、サイバーセキュリティ、Sales Techの領域においても、新規事業を次々に立ち上げている。URL:https://visional.inc